2020年大学入試改革対策

2020年 大学入試改革 高大接続システム改革

大学入試の方式が、2020年に改革されます。
2019年2月現在で高校1年生の人から、その改革の対象になります。

では、その改革がどんなもので、受験者に必要な能力や対処の方法、
さらには、個別指導塾フェイスがどのように対応しているかを紹介します。

2020年大学入試改革の概要

以下が、文部科学省が発表した入試改革の主な内容です。
2020年大学入試改革の概要

「高大接続改革の実施方針等の策定について」の資料「大学入学者選抜改革について」から抜粋
平成29年7月13日 文部科学省発表

まだ、完全に確定しているわけではありませんが、予定されている改革内容をこれから説明します。

大学共通テストから「大学入学共通テスト」へ

現在「大学入試共通テスト(通称:大学共通テスト)」と呼ばれている共通試験が2020年の1月の実施を最後に廃止されます。
それに代わって、2021年1月から正式に新テストが実施される予定です。

この新テストというのは、「大学入学共通テスト」です。

現在予定されている「大学入学共通テスト」の主な目的は、
思考力・判断力・表現力を判断するテスト機能を強化することです。
この強化策は徐々に実施され、

当面(2021年から3年ぐらい)の「大学入学共通テスト」と現行の大学共通テストとの違いは、

  • 英語は4技能(読む・聞く・書く・話す)を問う
  • 2020年から国語と数学でマーク式に加え記述式を導入する

になります。

英語は民間試験を活用し4技能を評価する

英語は、民間の資格・検定試験を活用して4技能(読む・聞く・話す・書く)を評価するものになります。

利用できる民間の資格・検定試験は、現在、確定していません。
今後、大学入試大学共通テストが認定を行う予定です。

受検者は、認定された試験のなかから、高校3年生以降の4月~12月の間の2回までの試験結果を活用します。
利用する資格・検定試験出願時に、大学入試大学共通テストへの成績を送付することを実施団体に依頼し、その成績とCEFR(*)に対応した段階別評価が大学入試大学共通テストから大学に送付される仕組みです。

なお、2023年度までは大学入試大学共通テストが実施する共通テストでも英語を実施します。
民間の試験と共通テストの英語のいずれか、または双方を活用するのかは大学の判断に委ねられます。

*CEFR [Common European Framework of Reference for Languages/ヨーロッパ言語共通参照枠] :外国語の学習・教授・評価(Learning, Teaching, Assessment)のための国際指標

民間資格試験とCEFR

「(大学入試改革)大学入学共通テストの枠組みで実施する民間の英語資格・検定試験について」から抜粋
平成30年8月28日 文部科学省発表

詳細:各資格・検定試験とCEFRとの対照表 (PDF:265KB)

国語と数学には思考力や表現力を確認する記述問題を導入する

現行の大学共通テストは全てマークシート方式で実施されていますが、「大学入学共通テスト」では一部で記述式問題が導入されます。
2020年からは国語と数学で実施され、2024年度以降、地歴・公民や理科分野に広げることが検討されています。

国語は、80~120字程度で答える問題を3問程度、古文・漢文を除く範囲から出題されます。試験時間は現行の80分から100分程度に延長されます。
数学は、「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」受検者を対象に、「数学Ⅰ」の範囲から3問程度出題されます。試験時間は現行の60分から70分程度に延長されます。
この記述式問題の結果は、3~5段階程度の段階別で評価される予定です。

大学入試大学共通テストのホームページに、
新たに実施される国語と数学の記述式問題のモデル問題
が公表されています。

国語、数学とも、思考力や表現力や学習したことを実生活の場面で活用できるかに焦点をあてた内容となっています。

AO入試・推薦入試:
学力試験を必須化と合格発表時期を遅らせる

AO入試や推薦入試において、出願書類だけでなく、小論文や口頭試問、プレゼンテーション、大学入学共通テストなどの評価方法を活用することを必須としています。また、合格発表時期を1カ月程度遅らせることにより、合格後の学力低下を抑制する方針です。

調査票の内容も合否判定の材料になる

現行では調査票(内申)はほとんど合否判定には影響ありませんでした。

そのため、高校1,2年での成績があまり良くなくても、高校3年になってから、極端な場合、夏休み開けから頑張れば「逆転合格」の可能性もありました。
ところが、今回の改革では、調査票(内申)を合否判定の材料にすることが検討されています。どのぐらいの比重で判定材料にされるかは、各大学にゆだねられることになります。

つまり、大学進学を志す方は、高校1年からあまり苦手教科をつくらずに、成績をある程度のレベル(できれば全教科平均以上)にキープしておく努力が必要になります。

大学入試に必要な能力が変化する
「知識・技能」から「思考力・判断力・表現力・主体性・多様性・協働性」へ

文部科学省は、大学入学者選抜について
「多様な背景を持つ受検者一人一人の能力や経験を多面的・総合的に評価するものに改革すること」
「今後、各大学の入学者選抜方法を、『学力の三要素』を多面的・総合的に評価するものへと転換することが必要」

としています。

現行の大学入試は、三要素のうち「知識・技能」が重視されてきた傾向があり、実社会が求める能力評価になっていないことが指摘されています。
今後、「学力の三要素」である、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」をいずれかに偏らず評価できる多様な選抜方法を実施することになります。

受験者は、従来の「知識・技能」を強化する学習方法から「思考力・判断力・表現力」さらには「主体性・多様性・協働性」に目を向けた学習が必要になってきます。

個別指導塾フェイスの対応

個別指導塾フェイスでは、
プロ講師による国語、英語、数学の2020年改革対応の教科指導のみならず、
文部科学省が求める「思考力・判断力・表現力」および「主体性・多様性・協働性」などの能力や態度を「コーチング指導」により強化・育成します。

英語は4技能の強化および各種の民間資格試験に対応済みです

音読、和訳、リスニング、英作文(書く、話す)をすでに通常の授業で実施しており、4技能(読む・聞く・話す・書く)強化に対応済みです。
さらに、英検(3級から準1級まで)、GTEC、TOEIC、TOFELに対応したプロ講師による資格テスト対策指導が可能です。

また、ネイティブ・スピーカによるカンバセーションクラス(対話授業)の実施も可能です。

国語・数学の記述問題対応はもちろんです

もともと、フェイスの国語、数学の講師陣は、記述対策のプロ講師です。
考え方、表現の仕方、つまり、文部科学省が求める「思考力・判断力・表現力」を鍛える専門家たちです。

英語・国語・数学とも対話型のアウトプット重視の授業で、
「思考力・判断力・表現力」の強化指導を実現

フェイスの授業は、もともと、すべて対話式で塾生のアプトプット(読解(音読)、解く、書く、話す)に対して講師がリアルタイムにフィードバックし、不足部分や理解できていない部分を補い、強化のための自律学習の課題を塾生が中心に講師補助のもと決めていくという方式をとっています。

この授業形式のため、「思考力・判断力・表現力」は自然と強化されます。
この授業は、プロ講師のコーチング個別指導だからできる授業形式で、集団授業の塾や、学生アルバイト講師の個別指導塾では、実現が難しい授業です。

コーチングとは
「主体性・多様性・協働性」を強化育成するもの

フェイスが指導方式として採用している「コーチング」とは、学習者の「思考力・判断力・表現力」はもちろん、「主体性・多様性・協働性」などの物事に対する考え方や態度や行動力を育成していく指導手法です。

「主体性・多様性・協働性」は、その能力を鍛えたから伸びるというものではありません。
それらの能力が弱い人を強化するためには、その人の物事の捉え方や課題や問題に対する態度や考え方を、根本的に大きく変容させる必要があります。

たとえば、
悲観的で後ろ向きな認識の仕方を、楽観的で前向きな認識の仕方に変えたり、
無能感を有能感に変えたり、受け身な態度を能動的、主体的な態度に変えたり、
不可能と判断しがちな考え方を、条件がそろえば可能と判断できる考え方に変える。

などの指導が教科指導に加えて必要になります。

「コーチング」はまさに、目標達成のために、上述の例のような本人が気付かない新たな思考パターンや意識の変容を促す指導行為です

フェイスの講師陣は、教科指導に限定されることなく、コーチング本来の目的や手法にも精通していますので、2020年の入試改革で文部科学省が求める考え方・能力・態度の育成に対応済みです。

フェイスのコーチングの全容は、以下を参照願います。

個別指導塾フェイスは、3つのコーチングで、塾生の潜在能力を最大限に引き出し、苦手な科目を確実に改善し、教科全般の計画的で自律的な学習を習慣化させ、志望校合格を確実にガイドします

内申対策:
「苦手教科の克服」はフェイスの専門分野

今回の入試改革において、調査票(内申:高校での成績)が合格判定の基準になる可能があるため、
高校1年から苦手教科をつくらない、もしくは、すでに苦手な教科があれば、早々にそれを克服することが大切です。

もともと文部科学省の案では、高校1年と2年で各一回ずつ「基礎学力テスト」を行い大学の合否判定の材料にする予定でしたが、教科の進みが速い私立中高一貫校との学力差が大きくなると公立高校から反発があり、その代わりということで、「調査票(内申)」を合否判定の材料にしようとするものです。
各大学に調査票の利用方法はゆだねられているとはいえ、この経緯から、ある程度は重要視されるものと判断できます。

高校生の苦手教科はなかなか学校や塾の集団授業ではのばせません。

その理由は二つあり、
一つ目は、高校で身につける学力は知識のみでなく「能力」であるということです。「能力」は授業を聞いてものびません。
二つ目は、苦手な教科や単元は学生それぞれ違うということです。

詳しくは、

中学までは授業をまじめに受ければ成績はある程度までは伸びますが、 高校生になると 集団(一斉)授業では苦手教科の成績が上がらない ということがよくあります。 塾や学校の 集団(一斉)授業を受けるだけでは成績が上がらない理由は、2つあります。

を参照してください。

フェイスの個別指導は、苦手の本当の原因である「メンタルブロック」を解消し、苦手科目を得点源にまで改善します。

詳しくは、

人材開発や心理学などの研究成果に基づいた「コーチング手法」で、苦手意識によって制限されていた潜在的な能力を最大限に引き出す完全個別の指導...

を参照してください。

 

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大学受験と苦手科目克服ための情報

苦手科目の克服や、志望校進学を真剣に考える方は、 ぜひ、この成績アップのポイントをご確認ください。 学習のヒントになると思います。
大学受験の勉強を始めるにあたって、まず、実施すべきことが4つあります。 必ずしも、「大学の受験勉強」=「難しい問題を解くこと」ではありません。 場合によっては、中学レベルにまで戻らないといけない科目もあるかもしれません。
苦手な科目を克服して成績を上げるためには、1つの大きな決断が必要です。 それは、 「その科目のいま現時点での学校の勉強の手を緩めてでも、苦手になったころの単元に戻って学習し直す」 という決断です。 難しい決断ですが、 早期にこの決断をし、行動に移さないと、苦手な科目の克服はどんどん難しくなります。
子供の将来のことや、大学受験、学習のことで悩みを持たれている保護者の方もたくさんいらっしゃると思います。 実際に子供の行動や発言、さらに定期テストや模試の結果を見てしまうと、そんな不安がどうしても意識に上がります。 勉強してないけど・・・大丈夫? こんな状態で大学に行けるの?
 

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